3月9日(準備書面・書証の写しなど提出,日銀百年史第6巻に山一特融についての詳しい説明)

 午前6時半起床。
 朝刊を読んでから,準備書面の文章の手直しをしてから,準備書面と証拠説明書の印刷。そして,文書提出(送付)書の作成と印刷。
 相手方の分は,昨晩準備しておいた書証の写しなどと一緒に封筒へ。
 朝食をいただいてから,午前9時に家を出て,東京地裁へ(相手方代理人宛の封筒は,バスに乗る前投函)。
 12階の○○部の書記官室の窓口で,書類一式を提出。

 帰りは,銀座で地下鉄を降りてから,○○銀行へ。
 明日クレジット利用代金引落予定口座への入金。

 11時5分前に帰宅。
 昨日メールを送信させていただいた依頼者から返信のメール。
 質問された点について再返信。

本日書面の提出を済ませた事件の依頼者に報告の電話。
提出した各書面の依頼者用の控えは,レターパックで郵送することに(期日でも結構と言われたが,事前によく見ておいていただきたいのでと申し上げた。)。 

 明日は,午後 時からクレオ東京弁護士会の臨時総会,5時から新年度の代議員集会,6時半から,西新橋で○○会の定例会。
 明後日は,正午からクレオで代議員会,午後2時からクレオで日本弁護士連合会の臨時総会,5時から新年度の常議員の当選者集会。
 土曜日と日曜日は,滋賀県草津市で開催される中央大学通信教育課程の学生会滋賀支部主催の会社法ゼミ(講師は福原教授)に,信窓会本部の会長以下4名で出席。帰宅予定時刻は不明。)

 いろいろな予定が詰まっていて,大変。
 仕事の方も,最終準備書面や上告理由書・上告受理申立理由書の作成など時間と労力を要する大仕事を各提出期限に間に合うよう完成させなければならない。
 昨日,お隣の奥様から,「お食事をご一緒させていただきたいので,2時間ほどのお時間を」というお誘いを受けたが,「申し訳ありませんが,今月中はずっと忙しくて,時間がとれません。時間が取れるようになったら,私の方から連絡させていただきます。」と申し上げさせていただいたが,そんなに忙しいとは,簡単にはご理解いただけないよう。

(追記)
 昨晩,準備書面の起案の途中,昭和40年頃から60年頃までの株式市況についての説明資料が必要になって,インターネットでの検索作業の過程で,「日銀百年史」の第6巻に山一證券への特別融資についての説明が非常に詳しく説明されていたことを知った。
 こういう大変な時期から間もなく,日銀からの借入金を全額返し終わった山一は見事復活し,株価は上昇の一途を辿って,昭和60年台の初め頃まで,多くの人が,株と土地は買えば儲かると考えていた時期であったということなど準備書面の中で説明したことを若い裁判官の皆さんにご理解いただくための参考資料的な書証として,「日銀百年史」の上記部分も,他に見つかった資料と一緒に提出することにした。
(この訴訟は,遺留分減殺請求事件。その中で,被告側である当方が,被相続人には,上記期間中株式投資をして儲けた巨額の金を持っていたという説明をしてきたが,その事実を証明する資料がほとんど皆無の状態であったところ,前回の期日直前に,昭和40年代に証券会社から送られてきていた株式や投資信託の売買報告書合計4十枚余りが遺品の和服の間から出てきたことから,書証として提出し,更に補足の説明をしているところ。)