7月14日(年金記録不訂正決定取消訴訟の訴訟物の価額,証券会社に対する株式等の相続手続き,25期裁判官の同期会,部屋番号の誤記のため依頼者から私宛の要冷凍のお中元が再配達の扱いに)
午前6時に起床。
朝刊のトップ記事は,天皇陛下が生前退位のご希望というニュース。
朝の連続ドラマを見てから,家を出て,東京地裁へ。
昨日担当書記官からご指示のあった訴状の誤記の訂正申立書と訴訟物の価額を算定不能の160万円と記載した理由について説明した上申書(参考資料添付)を提出。
書記官さんが各書面の記載内容の確認を済ませてから,廊下で待っていた私の所に来られて,「訴訟物の価額について,どうするか裁判官と相談してからということになります」というお話の後,「年金事務所との間では,(年金記録の訂正が認められた場合に支払われる未払い年金額がいくらになるかという)話はしていないのですか。」と聞かれたので,「しておりません。年金事務所でもその額の計算には,何ヶ月もかかるそうですから」と申し上げたら,書記官さんは,「添付資料からそう思われるというだけですよね」とおっしゃっていた。
そして,私が「本件と同じような事件は,他にも申し立てられているのでしょうね。」とお尋ねしたら,書記官さんは,「私には分かりません。」(この書記官さんご担当の事件の中には本件以外にはないとの趣旨のよう)。
昨年3月1日から開始された手続きなのに,訴訟物の価額について算定不能としてよいのかどうかこれから裁判官に検討していただくというのは,もしかしたら,今回訴えの提起をした私が代理人の事件が,少なくともこの部では最初の事件なのかもしれない。
「よろしくお願いします」と申し上げて,9時20分頃東京地裁を出た。
その後は,予定を変更して,日比谷線で北千住,北千住から常磐線で松戸へ。
○○さんから頼まれていた,証券会社に対する株式などの相続手続きの方法についての折衝。
10年以上前に亡くなられたご主人の遺産について相続人間の遺産分割協議が済んでから,その協議書を持参して,○○さんが相続した○○証券のご主人の口座の株式などの相続手続きをと取扱店にお願いに行ったが,法定相続人全員の署名押印と印鑑証明書の提出がないと駄目と言われて,そのまま手続きできない状態で今日に至ったとのこと。
当時,そのようなことを言われた理由について私が推測した結果は,税理士さんが作成されたという遺産分割協議書には,○○さんの取得財産として,「□□会社の株式 1000株」などという記載がされているが,その株式が○○証券○○支店の被相続人の口座のものという説明書が無いので,直ちに○○証券が保護預かり中の株式と認めるわけにはいかず,同証券同支店の被相続人の口座の株式などの相続手続きには法定相続人全員の署名押印と印鑑証明書の提出が必要ということになってしまったのではないかというものであった。
幸い,当時の相続税の申告関係の書類の控えの中に,同証券同支店発行の預かり証券の明細書があり,その記載と遺産分割協議書に列挙されていた株式等の記載内容が完全に一致していたので,証券会社の相談窓口の相談担当の方(ファイナンシャルプランナー)に,その説明をして,遺産分割協議書の原本と預かり証券明細書の記載内容との対照をしていただいた結果,遺産分割協議の結果,○○さんの取得とされたのは,同証券同支店の被相続人の口座の証券類全部ということを分かっていただくことができて,手続きに際して新たにとって提出しなければならない印鑑証明書は,○○さんお一人の分だけでよく,証券会社に提出する文書への署名押印も○○さんお一人だけですれば足りるということに。
証券会社からの帰りに○○さんのご自宅に寄って,ちょうどご在宅だったお嬢様に証券会社での折衝の結果を報告し,外出中の○○さんへの伝言をお願いした。
印鑑証明書は,明日とっていただけそう。
来週早々に,取得済みの戸籍関係の証明書と遺産分割協議書の原本を含む必要書類一式を揃えて,証券会社に持参の予定。
2時少し前に帰宅したら,複合機にFAX文書。
修習同期の☆☆さんから。
今月30日の午後5時から学士会館で25期裁判官の同窓会(同期会)を開催するので参加してくださいという連絡が,◇◇さん(公証人,民裁の実務修習で同じ部だった方)から届いたので,転送しますというもの。
当日は,午後1時半から学校法人中央大学の商議員会,その後の懇親会にも出席した後,久し振りに,高島平の亡夫の親友の奥様をお尋ねする予定にしていたのだが,久し振りの同期会には是非参加したいので,商議員会の後の懇親会は失礼して,25期裁判官の同期会の方に出席してから,二次会がなければ,高島平へということにするか,高島平は,その後の日に改めてご都合を伺ってからお尋ねすることにしようと考えて,◇◇さん宛に出席のFAX。
その後,☆☆さんのお宅に電話。
☆☆さんもご出席の予定とのことで,お互いに,「30日にお会いできるのを楽しみにしています」と言って,電話を切らせていただいた。
最初に電話に出られた方は,ご主人様のよう。仲睦まじく暮らしておいでのようで何より。
(追記)
午後7時半頃,三越の配送センターから電話。
「○○様から遠藤様宛の要冷凍のお品物が,長期間ご不在との理由でこちらに戻されて来ました。改めて新しい品物を22日に届くよう送らせていただきますが,当日は,ご在宅でしょうか」という内容。
「午前中に届くようお願いします」と頼んでから,宛先住所の読上げを聞いていたら,部屋番号が,正しくは1607なのに,1007と記載されていたことが判明。
1007号室の郵便受けに「遠藤きみ」宛の不在連絡票が投函され,そのお宅はずっと不在だったのか,「遠藤きみ」の部屋番号の確認をするまでの必要はないと考えて,そのまま放置されてしまったのか,ついに再配達可能期間が経過して,要冷凍の品物が三越の配送センターに戻されてしまったということのよう。私は,先の6月26日からの2泊3日の旅行の後は,毎日在宅していて,必ず郵便受けの確認はしていたのであるから,我が家の郵便受けに投函された不在連絡票を長期間そのまま放置するなどということは無かったはずで,最初の三越からの電話の説明に驚いた。
送ってくださった方は,目下作成中の訴状の事件の依頼者のお一人。
昨年の夏は,冷凍の鮎の塩焼き,その前の夏は,確か冷凍のおでん。
メールで,部屋番号が違っていたことを説明しておいた方がよいかも。