7月21日(依頼者への連絡、素晴らしかった七月大歌舞伎(昼の部))

 今朝は、朝食の前に、昨晩反論の書面などを送っていただいた依頼者へ、そのお礼と次回期日の予定(私の方針)について記載したメールを送信。
 朝食の後、昨日ジュースを贈ってくださった依頼者へのお礼と事件処理の予定についての連絡。非常に暑い場所に押すまいなのだが、近々そちらに出向いて、申立ての手続きを済ませる予定。

 訴え提起予定の訴訟事件も2件あるので、できれば、これらの事件も、今月末又は来月の上旬には訴状の提出を済ませるよう頑張らなければと考えている。

 入浴後、昔、亡夫に連れられて銀座三越に出掛けて、お帳場カードの扱いで買ってもらったパーティー用の白いレースのブラウスとハンガリーでお土産として買ってきた紺色の生地に白い模様が織り込まれたスカートに着替えてから、9時50分に家を出て、歌舞伎座へ。
 10時半の開場まで少し並んでから、入場。
 まず、筋書き(1300円)を買ってから、1階右奥の喫茶店に行って、第一回目の幕間の昼食の予約。野菜とお肉入りのポタージュスープとクロワッサンと飲物のセット1500円にした。

 最初は、南総里見八犬伝
 芳流閣の場と円塚山の場。
 右近さん大活躍。
 
 第一回目の幕間の休憩は、35分。
 喫茶店に行って「遠藤様」という札が置かれていたテーブルに着席して、昼食。
 どれもおいしかった。
 お隣の席の30代前半かと思われるカップルのお二人がいろいろとお話。
 女性の方は、よく歌舞伎を見ておられるようで、人気役者の家系のことなどいろいろ説明。
 男性の方は、初めてのようで、どういう話なのか良く分からなかったなどと話されたので、女性の方が、全部演じると、朝から晩までかかるような長い芝居の中の一部だけの上演なので、どういう話なのか分からないままその部分だけ見ても分かりにくいということなのかもしれないと説明。

 次は、与話情浮名横櫛。
 見初めの場と源氏店の場。
 とても良かった。
 例の台詞は、子供の頃、亡父が口ずさんでいたとおり。
 亡父は、JOAKに市丸姐さんと一緒に出演して、歌舞伎の声色を演じたという話をしていたが、もしかしたら、このお富と与三郎の台詞も、二役一緒に演じたのかもしれない。
 お富を囲っていた大店の番頭さんは、実はお富の実の兄だったという最後の話は今回初めて知った(ということは、やがて二人は、ハッピーエンドということになったのかも。)。

 今日の席は、二等席だったが、花道がよく見えてなかなか良い席だった。第一場では、お富に会う前に木更津海岸を散歩する場面で、与三郎(海老蔵)がぐるっと観覧席を一周する際、すぐ近くの通路をゆっくり歩いて来られたので、そのお姿を間近に拝見することができた。

 二回目の幕間の休憩は25分。
 三階まで上がって、いろいろなお店を覗いた。

 最後は、蜘蛛糸梓絃(くものいとあずさのゆみはり)。
 猿之助の六変化には驚いたが、坂田金時の右近さんも大熱演(初役だそう)。
 役者の皆さんだけでなく、長唄と三味線、鳴物、そして、義太夫と三味線も素晴しかった。

(追記)

 午後6時半から西新橋で勉強会。
 出席者は、1人を除いて、高齢者ばかり。
 お仕事が忙しくて出席できない方もおられるようだが、怪我や体調不良が原因で欠席という方も複数おられるよう。
 戦中戦後を生き抜いて来た人達の身体は、強いのかも。

 9時半頃、帰宅したら、今朝ファックスを送信した熊谷の依頼者から返信のファックスが届いていた。
 29日に「そちらに伺って申立て」と記載したのを、29日に依頼者に私の事務所に来ていただいて、申立て」と読み違えたようで、「29日に弟と一緒に先生の事務所に伺わせていただきます。」と記載されていた。弟さんは、お勤めを休んで来られるおつもりのよう。遅い時刻なので、明朝、「私がそちらにお伺いして、そちらで申立て」ということなのですという説明をさせていただく予定。