12月9日(弁護士会照会請求の回答義務,調停期日,11日のお弁当の手配,10日の区民館の使用料の支払い)

昨晩は,午前3時半頃まで,判例秘書から,弁護士会照会請求関係の裁判例の調査と主要なもののプリントアウトなどの作業をして(20日の民事訴訟問題等特別委員会の定例会で先日言い渡された最高裁判決の判旨についての説明も含めて,30分ほど報告する予定になっているので,その準備を開始)から就寝し,午前6時に起床。

 7時50分に家を出て,京浜東北線の各駅停車(桜木町で乗換え)で,関内へ。
 9時20分頃,横浜家裁に到着。
 依頼者の○○さんは,既にお見えになっていて,ロビーにおられた。
 今日は,本館の四階と言われていたので,四階に上がって,相手方控室へ。
 10時に女性の調停委員さんが見えて,「申立人から先に伺わせていただきます」と言って,帰られたが,間もなく,「相手方から伺わせていただくことになりました。」と言って,お迎えに見えたので,ご一緒に調停室へ。
 期日前にFAX送信させていただいた書面の概要について少し説明させていただいてから,当方が検討してきた調停案(代償金の額)について説明。
 申立人側と交代。
 暫くして,女性の調停委員さんが,「裁判官からお話がありますので」と言って,お迎えに。

 入室して,裁判官に初対面のご挨拶。

 裁判官から,「調停は不成立で,審判移行とすることになりますが,こちらの計算による代償金の額は,○○○万円になるのですが,その支払い能力の証明をしていただく必要があるので,その証明資料の提出をお願いします。」と言われた。
 裁判官は,上記資力の証明資料の提出がされ次第,代償金の額を○○○万円とする審判をされるおつもりのよう。
 それでは困るので,私から「こちらは,更に調査して提出させていただく予定のものがあり,主張書面の提出もする必要があるので,期日を指定していただきたい」とお願いし,申立人代理人も入室されて,審判事件の期日が2月10日の午前10時15分に指定された。

 裁判所を出てから,○○さんといつものように打合せ。
 裁判官からお話のあったことはどういうことなのかから始まって,期日の指定をとお願いした理由,次回までにしておきたいことなど,説明にかなりの時間を要した。
 「先生にお願いしていて良かった。私1人だったら,何も言えずに,即審判とされてしまっていた。家裁の裁判官は皆ああいうやり方なのですか。」と驚かれたよう。

 関内の駅で○○さんとお別れして,東京へ。
 まず,バスで銀座四丁目まで行って,三越の地下二階の「升本」で,お弁当(「隅田川」)を9つ購入して,11日の午前11時までに,マンションの集会室に配達していただくようお願い。
 その後,バスでトリトンスクエア前まで行って,トリトンの中にある晴海区民館の受付で10日の午後の会議室の使用料2100円の支払い。
 すべての用事を済ませたところで,オフィスタワー二階の喫茶店に寄って,モンブランとコーヒー(680円)をいただいて,一休み。

 吹き飛ばされそうな強風の中,晴海通りの反対側にあるバス停まで歩いて,東京駅丸の内南口行きのバスに乗って,勝どき橋南詰まで。 
 そして,今日もまた地下鉄駅の工事の関係で,停留所の位置が変わっていた勝どき駅前のバス停からバスに乗って,3時過ぎに帰宅。

(追記)
明日の予定は,
 午前10時から,新件の依頼者との打合せ。
 この依頼者とのお付合いは,弁護士登録後間もない時期から。
 (最初の事件は,和解の無効を理由とする期日指定の申立事件。)

 その後,午後2時から5時まで,晴海区民館で,民法研究会(いつも駿河台の中央大学記念館で開催しているのだが,明日は,記念館の会議室の使用ができないということで,中央区の公共施設予約システムを利用して予約した晴海区民館で行うことにしたもの。
 研究会の後は,銀座二丁目の「鮨勘」(銀座中央通りの松屋デパートの少し先)で,研究会出席者全員での忘年会。

鮨勘」は,東日本大震災の晩,自宅マンションは,エレベータが停止しているはずなので,帰宅するのはやめにして,亡夫,事務員と私の3人で,事務所に泊まることにし,「夕食はどうしよう」という話になり,「もしかしたら,「鮨勘」が営業しているかも」と考えて,7時半頃,3人で行ってみたら,営業中だったので,畳の席に座らせていただいて,一人前3000円ちょっとの鮨定食を注文し,ビールなどもいただいて,お腹一杯になってから,9時過ぎに,事務所に戻ったという忘れることができない思い出のあるお寿司屋さん(本店は石巻)。
 私は,その前に,「裁判員制度はいらない!大運動」の定例会が弁護士会館の10階の会議室で午後6時から開催されることになっていたので,地震の後,銀座二丁目の事務所から歩いて弁護士会館へ行き,階段も歩いて10階まで昇って,会議室に入り,6時から10分程他のメンバーの方々が見えるのを待っていたが,どなたも見えなかったので,また階段を歩いて降り,大勢の人で混雑していた日比谷公園を抜けて,ビックカメラの店の前に積まれていた,懐中電灯の代わりになるというカメラの照明器具を3千円ちょっとで買った後,事務所まで歩いて戻ってから,上記夕食の話になった次第。
 その話をする度,よくあんな日に銀座の真ん中で,そんなご馳走が食べられたものと皆さんに驚かれる。